white-angles
奥ゆかしい上品さを表現する上で、日本人デザイナーの存在を忘れることはできません.
三宅一生、山本耀司、川久保玲といった、彫刻的なフォルムを得意とするベテラン勢の美的センスにヒントを得た、多くのデザインが登場しました.
フォルムや構造にフォーカスしたトレンドは、げんかくなまでにシンプルなラインと、ミニマリズムを体現する白一色で統一されているのが特徴です.キモノはモダンに再解釈され、ワイドなクロップド袖のパネルとっぷす、アシンメトリーのスカート、折り紙のようなプリーツを取り入れるなど、誇張されたシェイプに生まれ変わっています
世界中のファッションシーンの最前線で生まれ続けるトレンドの
エッセンスを4つのトレンドに集約
glam-chic
人生同様ファッションにおいてもふたつの対照的な要素が出合うとき最も刺激的な想像が生まれます.
マスキュリンな仕立てとフェミニンな素材の融合によるグラマラス シックはモダンラグジュラリーの世界に新たな方向性を示してくれました。 イブサンローランのアイコニックなタキシードはクロップド丈にアレンジされ流れるような美しい美しいカットのトラウザースーツは、憂いを帯びた洗練さを釀します。 スリップドレス、キャミソールドレス バンドゥのトップスは、サテンや オーガンジー、シルクといった繊細な印象の素材使いで贅沢感を演出。 ヌードカラー、オイスター、ピーチピンクなどの控えめな色調と端麗なミッドナイトブラックとのコントラストが印象的です。
electric-youth
インタラクティブで常に変化するブロゴスフィアが存在する現代社会において、ルールブックの唯一の活用法とは、それを破り捨てることかもしれません。 だからこそ、大勢に溶け込むのをよしとしないクールな若者たちによる新たなスタイル、エレクトリックユースが生まれたのでしょう。 かつてパンクやグランジスタイルが生み出されたあのダイナミックなエネルギーと同じ力量です。
個性的な審美眼を持ちつつ、大胆で、生意気で、究極の自信や向う見ずな気構えで着こなす限り、彼らのスタイルに制約はそんざいしない。
mono-mods
60年代という時代は過ぎ去ったかもしれませんが、
ピエールカルダン、マリークヮント、ツィッギーなど
色褪せることのないアイコンが残したエスプリの効いた足跡が、
60年代が決して忘れ去られた時代ではないことを確信させます。この年代の大胆な雰囲気は、モノクロをベースに鮮やかなカラーを散りばめたグラフィックスで表現されています。
デザイナーのインスピレーション源となったのは、60年代初頭を象徴するシェイプ、グラフィックなストライプ、ポルカドット、スポット、チェクなど。シルエットはAライン、ペンシルシェイプに加え、足を美しく見せるクロップド丈のテイラードトラウザーなどで、装飾を削ぎ落としたシンプリティーを追求しています。自由な変化の余地を残したモノクーロード.